マルセイユと各国大使館共同主催の展示会に参加の機会を頂き、描いた一枚です。
この作品は僕の絵本プロジェクトである、少年と黒いライオンの話をもとに描いています。ミストラルが吹きつけるマルセイユから着想を得たお話です。
もともと風というテーマは大好きです。垣根を飛び越えて吹き抜け、時には激しく様々なものをちりぢりに吹き飛ばすその様は、まさに自由。そしてそんな風に吹き飛ばされたあとに残るのは丸裸の自分自身のみなのでしょう。それは、外国暮らしで僕が感じてきたことでもあります。
様々なしがらみなど吹き飛ばし、ただ自分自身の長(=ミストラル)であるべし。
そんな想いを込めて描きました。