水平線と波と僕ら

アトリエを構えているle Couventでの初個展。水平線、波、線をテーマに今までの色の世界から新しい墨のモノクロの世界への移り変わりをインスタレーションとともに表現してみました。

展示に寄せた文章より :

水平線は一本の線ではなく幾重もの波である。織り重なり、解れ、途切れ、けれども全体として一つの光景を描く。この社会のように。僕らのように。あるものは躓き、あるものは立ち上がり、入れ替わりながらどこかへと続いていくのだ。 これは、そんな盛衰、騒音、静けさ、の間を縫って越えた先にあるものに想いを馳せる、彼なりの命への賛歌である。

「僕らは水平線の周りで戯れる波のようだ。」